東京の大型クラブって、公式サイトはかっこいいのに、今夜なにをやっていて、いくらで、何を着ていけばいいのかが一目で分からないこと、多いですよね。
なので、渋谷・六本木・銀座・新宿・表参道・代官山の大型クラブについて、公式サイトと媒体に書いてあることだけを集めて比べました。確認したのは2026年10月14日です。
最初に一つだけ。このサイトの本業は、小箱やDJバーのイベントを毎日載せることです。大型クラブのイベントは集めていなくて、ここでは「行く前に知りたい事実」をガイドとしてまとめています。CIRCUS TOKYO・ENTER・VENT・代官山UNITのように、毎日の掲載にも入っている会場もあります。クラブごとの詳しい表は大型クラブ一覧、場所はクラブマップで見られますよ。
このガイドでいう「大型クラブ」
ざっくり、数百人から千人超が入る規模のクラブです。キャパを自分で書いているところだと、T2 SHINJUKUが1,500名、ZOUK TOKYOが最大1,000名、BAIA SHIBUYAが600名以上、TK NIGHTCLUBが最大500名(貸切用の資料)としています。
ただ、WOMBのように公式にキャパを書いていない有名どころも多いんです。媒体の数字は年が古かったり、いまと違うフロア構成の話だったりするので、このガイドでは「誰がいつ言った数字か」を付けて出すか、出さないかにしました。エリアごとの数字はエリア別の記事にまとめています。
閉店したところも整理しておくと、渋谷のSOUND MUSEUM VISIONとContactは再開発で2022年9月に閉店(タイムアウト東京)。新木場のageHaはSTUDIO COASTの閉館で2022年1月に新木場での営業を終えて(FASHIONSNAP)、いまは決まった会場を持たずにイベントを続けています(ageHa公式)。
音箱・チャラ箱は「打ち出し方」で見る
「音箱」「チャラ箱」はシーンの俗語で、意味は音箱・チャラ箱の記事で話しました。ここではクラブにラベルを貼るんじゃなくて、各クラブが公式サイトでどう自分を見せているかを並べます。
| クラブ | 公式での告知 | 入場料の形 | 音響の公式記載 |
|---|---|---|---|
| WOMB | DJ名+ジャンルタグ | イベントごと | NYから導入(機種なし) |
| VENT | DJ名、テクノ・ハウス専門 | イベントごと | 専用ページあり |
| ZEROTOKYO | イベント名+ジャンルタグ | イベントごと | Adamson |
| clubasia | DJ名+ジャンルタグ | イベントごと | Martin Audio(資料) |
| ENTER | DJ名+ジャンル欄 | イベントごと | 記載なし |
| ZOUK TOKYO | 説明文にジャンル | イベントごと、男女別の夜も | VOID Acoustics |
| HARLEM | パーティー名+DJ名 | 男女別+時間帯 | L-Acoustics |
| SEL OCTAGON TOKYO | パーティー名+DJ名 | 男女別+時間帯 | VOID |
| TK NIGHTCLUB | 日付+DJ名のみ | 固定表、男女別 | d&b(貸切資料) |
| T2 SHINJUKU | 曜日名+DJ名 | 固定表、男女別 | d&b |
| WARP SHINJUKU | 曜日パーティー+ジャンル | 固定表、男女別 | 記載なし |
| V2 TOKYO | 曜日パーティー名のみ | 固定、女性は終日無料 | VOID(機材資料) |
| ATOM TOKYO・ATOM SHINJUKU | スケジュールなし | 固定表、男女別 | 記載なし |
| CÉ LA VI TOKYO | ゲストDJの告知のみ | 固定、男女別 | MARTIN AUDIO(ビル側の発表) |
| CLUB CAMELOT | 土曜のみ、ジャンル記載 | 男女別+時間帯 | 機種なし |
| BAIA SHIBUYA | 曜日レギュラーのみ | 公式に入場料なし | 記載なし |
| 1 OAK TOKYO | 曜日パーティー名のみ | 公式に金額なし | 記載なし |
DJ名とジャンルで告知していて、男女別の料金が見当たらず、音響も公式に書いている。WOMB・VENT・ZEROTOKYOはこの三つがそろっていて、音箱の説明にそのまま重なる、音楽を前に出した打ち出しです。
逆に、ジャンルを書かずに曜日名やテーマで告知して、男女別の料金表やVIPボトルの値段が目立つ位置にあるのは、チャラ箱の説明に出てくる要素が前に来ている見せ方です。
ただ、要素はけっこう混ざっています。HARLEMは料金こそ男女別だけど、公式サイトで自分を「HIP HOPの聖地」と書いて、L-Acousticsの機材表まで公開しているし、SEL OCTAGON TOKYOやZOUK TOKYOも音響を公式に書いています。ATOM TOKYOとATOM SHINJUKUは女性専用のシートとフロアを設けて、女性への過度なナンパを禁止すると公式に書いています。どっち寄りに見えるかは自分で決めてOK。同じクラブでも夜によって違うので、その日のイベントページまで見るのがいちばん確実ですよ。
行くならどこ? 目的別
音で選びたい
いちばん分かりやすいのはVENTです。公式に「テクノ・ハウス専門店」と書いていて、スピーカー(TAGUCHI)と部屋の音響調整についての専用ページまであります。Time Out Tokyo(2025年)も、音響と音楽好きの根強いファンをこのクラブの特徴に挙げています。
WOMBはイベントページにジャンルタグが付いていて、2026年秋の告知はテクノがいちばん多く、ハウスとテックハウスが続きます。ヒップホップなら、1997年のオープン以来「HIP HOPの聖地」として支持されてきたと公式に書くHARLEM。メインのスピーカー構成まで公式に出しています。
海外のビッグネームを見たいなら、ZOUK TOKYOとZEROTOKYOが2026年秋も海外ヘッドライナーの夜を告知していました(ZOUK TOKYOはMISS MONIQUEやSEBASTIAN INGROSSO、ZEROTOKYOはAxwellやSteve Angello)。WOMBもHernan CattaneoとJoseph Capriatiを告知しています。ZEROTOKYOはAdamsonのスピーカーを100本以上入れていると公式に書いています。こういう夜は料金も上がるので、料金の記事もあわせてどうぞ。
はじめて、まずは安く試したい
2026年10月時点の公式料金だと、平日の早い時間がいちばん安いです。TK NIGHTCLUBは日〜木の22時〜1時が男性500円・女性300円(2ドリンク付き)。HARLEMは火〜木の25時まで500円(1ドリンク付き)。WOMBの平日パーティー(WTW、ASIA TECH)はDOORが1,500円、ENTERも平日のDOORは1,500円が多めです。
新宿ならT2 SHINJUKUの平日22〜24時が男女とも1,000円、WARP SHINJUKUの平日24時までが男性1,000円・女性800円。
はじめてで不安なら、年齢確認や服装、ロッカー、再入場まで公式FAQにまとまっているTK NIGHTCLUBとZOUK TOKYOが下調べしやすいですよ。
18歳・19歳で行きたい
公式に18歳から入れると書いているのは、TK NIGHTCLUBとT2 SHINJUKUの2つだけでした。どちらも高校生は不可で、身分証の確認があります。TK NIGHTCLUBは「18・19歳は終日入場無料」と告知していて(別のページには25歳以下の平日無料の記載もあります)、T2 SHINJUKUは写真付きのプラスチック製学生証もOKとしています。
ほかのクラブで年齢の線を数字で書いているところは、どこも20歳以上です(HARLEMは「未成年者お断り」という書き方)。お酒は20歳からなのはどこでも同じなので、詳しくは年齢確認の記事を見てください。
早めに帰りたい、終電までで遊びたい
閉店時間を書いているクラブでいちばん早く閉まるのはMAHARAJA ROPPONGIで、月〜木は19時〜24時の営業です。ただ公式のキャパは250名で、クラブ&ディスコと名乗っているので、大型クラブとは少し毛色が違います。
CLUB CAMELOTは2026年10月から土曜だけの営業で、18時オープン、18〜23時が「EARLY SESSION」です。WARP SHINJUKUは21時から開いていて、終電までは「誰もが知っている曲で」楽しむパーティタイムだと公式に書いています。V2 TOKYOも毎日21時オープンです。
グループで、VIP席を使いたい
VIPは「最低いくら使うか」が大事なんですが、公式に出ている中で入りやすいのはWOMBのPREMIUM LOUNGE。1人10,000円で2時間、入場料込み(ドリンク別、サービス料15%)、通常ミニマムなしと書いています。MAHARAJA ROPPONGIのVIPルームは1人2,000円か3,000円のテーブルチャージ(2時間、入場料などは別)で、誰でも使えるとのこと。TK NIGHTCLUBは毎日22〜1時に15,000円〜(1ボトル付き)のVIPハッピーアワーがあります。
上のほうは、CÉ LA VI TOKYOの週末が最低利用額30万円、SEL OCTAGON TOKYOの最上位のTIER1 PREMIUM席(8名)が週末30万円、ATOM TOKYOのROYALが週末299,000円。VIPの細かい比較は料金の記事に載せました。
公式サイトで迷いやすいところ
料金がトップに書いてあるクラブ(ATOM TOKYO、TK NIGHTCLUB、V2 TOKYO)もあれば、イベントページを開くまで出てこないクラブ(WOMB、clubasia、ZEROTOKYO)、チケットの購入画面にしか出ないクラブ(ZOUK TOKYO)、公式に入場料が見当たらないクラブ(BAIA SHIBUYA、1 OAK TOKYO)もあります。探し方は料金の記事、服装と身分証はドレスコードの記事で、クラブごとに整理しました。
料金やルールは変わるので、出かける前にそのクラブの公式サイトで最新の情報を確認してくださいね。