ツール
クラブの酒量計算 — お酒が抜ける時間と飲み過ぎライン
クラブで出るお酒をタップするだけで、純アルコール量、推定の酔いの段階、体からお酒が抜ける時刻、明日起きる時にまだ残っているかを計算します。出番前のDJも、朝まで遊ぶ人も、飲み過ぎの目安にどうぞ。
1. あなたのこと
性別は体の水分量の推定に使います。「答えない」を選ぶと男女の平均で計算します。
2. 飲んだお酒
ビール
ショット
シャンパン・ワイン
ハイボール・サワー
カクテル・ウイスキー
リストにないお酒を入れる
上のボタンから、飲んだお酒を追加してください。量と度数はあとから直せます。
3. 計算結果
- 純アルコール量
- —
- 推定のピーク
- —
- お酒が抜ける時刻
- —
- 起きる時刻には
- —
線は推定の血中アルコール濃度(%)。実線は分解が遅い場合、点線は速い場合です。
1回の飲み過ぎライン(純アルコール60g)
毎日続けると生活習慣病のリスクが上がる量(1日平均)
すぐ救急車(119)を呼ぶサイン
揺すって呼びかけても反応しない、大いびきをかいて痛みにも反応しない、体が冷たくなっている、倒れて口から泡を吐いている、呼吸がおかしい——こんな時は迷わず119番です(e-ヘルスネット)。
待つ間は、一人にしないこと。服をゆるめ、毛布や上着で体を冷やさないようにして、吐いたもので窒息しないよう横向きに寝かせます。意識がはっきりしない人に無理に吐かせるのはやめてください(e-ヘルスネット・東京消防庁)。
運転と、エナドリ割りのこと
呼気1Lあたり0.15mg以上で酒気帯び運転ですが、それ未満でもお酒を飲んで運転すること自体が法律で禁止されています。夜遅くまで飲むと翌朝も体に残っている可能性があるので、翌朝の運転も控えましょう(警察庁)。このツールの「抜ける時刻」は、運転していいかの判断には使えません。
エナジードリンクとお酒を一緒に飲むと、カフェインが酔いの自覚をにぶらせて飲み過ぎにつながることがあります。カフェインで血中のアルコールが減るわけではありません(農林水産省)。レッドブル割りなどは「カクテル(お酒シングル30ml入り)」で数えてください。
クライナーの度数一覧
クライナーは全部1本20ml。度数は味によって20%と15%に分かれます(日本輸入元の公式情報)。1本あたりの純アルコール量は、20%なら3.2g、15%なら2.4gです。
| 味 | 度数 | 純アルコール(1本) |
|---|---|---|
| オリジナル | 20% | 3.2g |
| アメリカンアイスティー | 20% | 3.2g |
| ココビスケット | 15% | 2.4g |
| アナナスサワー | 15% | 2.4g |
| ワイルドベリートニック | 15% | 2.4g |
| レッドベリーサワー | 15% | 2.4g |
| ブルーベリー | 15% | 2.4g |
| レモンサワー(日本限定) | 15% | 2.4g |
| アプリコットプラム | 15% | 2.4g |
| エスプレッソ(2026年10月29日発売) | 15% | 2.4g |
出典: クライナー 公式サイト(日本輸入元 株式会社シトラム)、クライナー エスプレッソ 発売のお知らせ(株式会社シトラム)(2026年10月14日確認)
計算のしくみ
- 純アルコール量 = 量(ml)× 度数 ÷ 100 × 0.8。厚労省ガイドラインの式です。10gを「1ドリンク」と数えます。
- 体の水分量は、身長・体重・年齢・性別から Watson らの式で推定します。アルコールは体の水分に溶けて広がるので、同じ量でも体が小さい人ほど濃くなります。
- 血中アルコール濃度 = 体内のアルコール量 × 0.806(血液中の水分の割合)÷ 体の水分量。
- 吸収は、1杯ごとに45分かけて均等に進むと仮定しています(研究では77%の人が45分以内にピーク)。最初の1杯から最後の1杯まで、同じペースで飲んだものとして並べます。食べながら飲むと吸収はもっとゆっくりになります。
- 分解の速さは公的な目安が2つあるので、両方で計算します。速い場合は「体重×0.1g/時」(e-ヘルスネット)、遅い場合は「4g/時」(厚労省アルコールウォッチ)。ピークと翌朝の判定には遅い方を使っています。
- お酒の強さで計算は変えていません。強さに合わせて分解の速さを補正する公的な係数がないためです。顔が赤くなる体質の人は分解が遅いことがある、と e-ヘルスネットは説明しているので、その場合は遅い方の時刻を目安にしてください。
- 二日酔いには「何gから」という決まった基準はありません。研究では、血中アルコールが0に近づく頃から症状が出るとされているので、起きる時刻にまだ残っているかを表示しています。
- 酔いの段階は、アルコール健康医学協会の表(爽快期・ほろ酔い期・酩酊初期・酩酊期・泥酔期・昏睡期)に当てはめています。
出典(2026年10月14日確認)
- 厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」(2024)純アルコール量の計算式、1日のリスク量(男性40g・女性20g)、一時多量飲酒(1回60g)、20歳未満の飲酒禁止、顔が赤くなる体質の割合
- 厚生労働省「アルコールウォッチ」分解の遅い場合の目安(10gで約2.5時間=4g/時)、ジョッキ・グラス・缶の量
- e-ヘルスネット(厚労省)「アルコールの吸収と分解」分解の速い場合の目安(体重×0.1g/時)、食べ物と吸収、顔が赤くなる体質の人は分解が遅いことがある
- e-ヘルスネット(厚労省)「飲酒量の単位」1ドリンク=純アルコール10g、ワイングラス120ml・12%、ダブル60ml
- 公益社団法人アルコール健康医学協会「飲酒の基礎知識」血中アルコール濃度と酔いの段階、夜遅くまで飲むと翌朝に残ること
- e-ヘルスネット(厚労省)「急性アルコール中毒」救急車を呼ぶサイン、応急手当
- 東京消防庁「急性アルコール中毒」回復体位などの応急手当
- 警察庁「飲酒運転の罰則等」酒気帯び運転の基準、翌朝も運転を控えること
- 農林水産省「カフェインの過剰摂取について」エナジードリンクとお酒を一緒に飲まない
- Watson PE ほか (1980) 体水分量の推定式(PubMed)身長・体重・年齢・性別からの体水分量(係数は Rohrscheib 2022 の表から)
- Rohrscheib M ほか (2022) Edelman Revisited(Table 1 に Watson の式)Watson の式の係数
- Andersson A ほか (2009) 推定血中アルコール濃度の計算血液中の水分の割合 80.6%
- Jones AW (1991) 飲酒後の血中濃度のピーク時刻(PubMed)77%の人が45分以内にピーク
- Verster JC ほか (2020) 二日酔いの定義の更新二日酔いは血中アルコールが0に近づく頃から始まる、決まった基準量はない