FIELD NOTE シーンガイド

音箱・チャラ箱・大箱・小箱・DJ バー、それぞれ何?

東京のクラブを語る時に出てくる『音箱』『チャラ箱』『大箱』『小箱』『DJ バー』っていう呼び方の違いを解説。

音箱・チャラ箱・大箱・小箱・DJ バー、それぞれ何? — Pixabay
Photo by Pexels on Pixabay

シーン内の人が「ここは音箱だから」「あれはチャラ箱」みたいな会話してるの聞いて、何の話?ってなる人いますよね。これ、東京のクラブを語る時の暗黙の分類です。

行く前に違いが分かってると、夜の選び方がだいぶ変わるので、整理しときます。

大箱・小箱はキャパの話

まず一番分かりやすいのが大きさ。

大箱 — キャパ 500 人以上。渋谷の Contact 跡地世代みたいなクラスの大型クラブ。海外 DJ 来日が多くて、料金が 5,000 円以上、シャンパンコール、VIP 席 (詳しくは 座る場所と VIP の話)、フロアも複数階。盛り上がる時は爆発的だけど、コストが高い。

中箱 — キャパ 200〜500 人。Circus Tokyo みたいなクラス。バランス型。

小箱 — キャパ 50〜200 人。Forestlimit、Bonobo、mogra、OATH、Ruby Room あたりがこのサイズ。音楽の濃度が高くて、シーンのレジデント DJ がいる、料金も安め。東京のローカル DJ シーンの中心は、ここ。

このサイト (今夜の現場) で扱ってる箱はほぼ全部、小箱と中箱です。

音箱・チャラ箱はキャラの話

サイズと別に、夜のキャラで分類する言い方もあります。

音箱 — 音を聴きに来てる人が多い箱。テクノ、ハウス、ベース系の濃いシーン。フロアで黙々と踊って、会話より没入。レジデント DJ が出てる夜が多い。コアなシーンって呼ばれるやつ。

チャラ箱 — ナンパや交流が前面に出てる箱。男女別料金 (女性無料/割引)、ポップな曲多め、フロアでの会話が多い、写真撮影 OK の空気。観光客や週末カジュアル層が多い夜。

同じ箱でも、夜 (パーティー) によってどっちに振れるかは違います。「今夜は音箱、来週はチャラ箱」みたいに変わる箱もある。

シーンに入り始めの人がいきなりチャラ箱に行くと、シーンの音楽体験とはだいぶ違うものを受け取ることになるので、ジャンルとオーガナイザーで判断するのがコツ。

DJ バーは飲食店寄り

クラブと別系統として DJ バー があります。

これは DJ が回してる飲食店、ってイメージが近い。キャパ 20〜50 人、フロア無いか狭い、着席カウンター中心、音量はクラブより小さめで会話できる。

チャージは 1,000〜2,000 円帯、ノーチャージ + キャッシュオン (バー都度払い) の店もある。

DJ バーは「クラブに行くのはハードル高いけど DJ の音は浴びたい」人にちょうど良い入口です。Bar Bonobo、Aoyama Tunnel、Bridge Shibuya/Shinjuku、Asagaya DRIFT、Doctor Head みたいな店たち。

客層と料金もそれぞれ違う

ザックリまとめると:

種類キャパ料金客層
大箱500+5,000+海外 DJ 来日、観光客、VIP 文化
音箱 (小箱)50〜2002,000〜3,500シーンのコア層、音楽好き
チャラ箱200〜5002,000〜3,000 (男女別)交流・ナンパ目的多め
DJ バー20〜501,000〜2,000会話 + 音、落ち着いた夜

「自分は何を求めて行くか」で選ぶ箱が変わる。音を浴びたいなら音箱、ワイワイしたいならチャラ箱、会話と音を両立したいなら DJ バー、海外 DJ 来日見たいなら大箱、っていう感じ。

次に読むなら

ARTICLE END / NEXT

ここまで読んだら、現場を見るのが早い

整理した内容は、フロアに立ってはじめて腑に落ちます。今夜の観測から近い時間・近い箱を選んでみてください。

今夜のイベント一覧 →