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DJブース越しに乾杯したら殺すって書いてあった理由

DJブースに酒こぼすと数十万〜数百万円の機材が一発で死ぬ話。ブース横・スピーカー上にドリンク置くのもアウト、現場でついやりがちな NG パターン全部。

DJブース越しに乾杯したら殺すって書いてあった理由 — Pixabay
Photo by Concord90 on Pixabay

クラブ通ってると、DJブースのところに手書きで「DJブース越しに乾杯したら殺す」って貼ってある店、見たことある人多いと思います。

これ、冗談半分・本気半分です。冗談半分の「殺す」と、本気半分の「機材壊したら本当に終わり」、両方含んでます。

機材の値段を知ると意味が変わる

DJ機材の値段、これ知ると貼り紙の重みが分かる:

これフロアにポンと置いてある。

ドリンク 1 杯こぼれて、CDJ のフェーダーや内部基盤がショート → 修理は基盤ごと交換で数万〜十数万、最悪修理不能で買い替え。

しかも、その夜の DJ プレイは止まる。これ箱とオーガナイザーへのダメージも甚大です。

「殺す」貼り紙は実体験から生まれてる

なんでわざわざ「殺す」って書く必要があるかと言うと、過去にやらかした客が実際にいるから。

私が知ってる範囲だけで、過去 4 年で「ブース越しに乾杯しようとして CDJ にビールこぼした」事件 3 件、「ブース横にカクテル置いてて誰かに肘当てられて倒れた」事件 5 件、聞いてます。

DJ・スタッフ側は「絶対防げる事故」だから余計に怒る。ヒューマンエラーで百万円が消える、これ箱の人にとっては悪夢です。

なので、貼り紙でわざわざ凶悪な文言にしてる。冗談トーンに見せかけた本気の警告。

ブース越し乾杯がダメな理由

「ブース越しに乾杯」って具体的に:

DJ がフロア向きにブース内で機材を触ってる。

お客さんが嬉しくて、フロアからグラスを差し出す「乾杯!」のジェスチャー。

DJ もグラス上げて受ける、両方のグラスが機材の上で揺れる。

ジョッキが当たって倒れる、こぼれて機材に流れる、ショート。

ここの全工程が、機材の上空でグラスが動くという事故待ちの構造。

DJ 側からすると、お客さんの「乾杯したい」気持ちは嬉しいけど、機材が頭をよぎって笑顔が引きつる、これが現場のリアルです。

もっとやりがちな「ブース横にドリンク置く」

実は「ブース越し乾杯」よりずっと多い NG が、これ:

DJ ブースの横の段差、棚、スピーカーの上、こういう「ちょうどいい高さの平面」にドリンク置く。

理由は単純で:

これ全員思うやつ。

でも、ブース周辺の振動はめちゃくちゃ強い。ベース音で物理的に振動する。

加えて、踊ってる人たちの肘・カバン・髪が引っかかる距離。

5 分置いてる間に倒れる確率、本当に高いです。倒れた先が CDJ・ミキサー・スピーカーアンプ、全部ヤバい。

フロアスピーカーの上もアウト

ブース周辺だけじゃなく、フロアの中央や角に置いてあるスピーカーの上、これもアウト:

スピーカーは低音で激しく振動 → 置いた瞬間からドリンクが動く → コップ倒れる → 中の音響機器に水濡れ。

スピーカー 1 台で 10-30 万、内部のドライバーユニット破損したらアウト。

「テーブル代わりに使えるじゃん」って思った瞬間、絶対やめてください。

どこに置くのが正解か

じゃあドリンクどこに置くか:

これだけ。

「フロアど真ん中で誰の動線にも干渉しない平面」って、実は存在しない。だから手に持つか、バーカウンターに戻すか、二択になります。

飲み終わったグラスの位置も大事

これも地味に重要:

飲み終わった空グラス、フロア中央の床に置く人いるけど、これも踏まれて割れる事故になる。

バーカウンターか、店員が回収しやすい場所(壁際)に戻すのが正解。

カウンターまで戻るのが面倒な時は、踊りながら手に持ったまま、近くにいるスタッフに「すいません、これお願いします」で渡す。これ普通の振る舞いです。

万が一こぼしてしまったら

私の知ってる事例で、結末が真逆だった 2 つを比較:

ケース A(良い対応): ブース横でグラス倒した客が、即 DJ に「すいません、こぼしました、機材大丈夫ですか」。DJ・スタッフが拭いて確認、機材は無事だった。客は「次は気をつけます」と言って、その後も普通にその箱に出入りできてる。

ケース B(悪い対応): スピーカーにビールこぼした客、慌てて逃げる → スタッフが防犯カメラで特定 → SNS で「こいつ出禁」と顔写真公開(これは強行な箱だけ)→ 修理代 8 万請求 → 払って二度とその箱に入れない。

差は最初の 30 秒、隠したか申告したか。

機材壊した方も、隠さず申告すれば「修理代どうしましょう」の話で済む。最悪の場合でも、お互いの保険・分担で解決できる。

逃げると、悪意の証拠になって対応が硬化します。

「殺す」貼り紙はお守りでもある

最後にちょっと前向きな話:

「DJブース越しに乾杯したら殺す」って貼ってある箱は、過去にやらかした人がいた → でも今後は防ぎたい → だから明示で書いてる、っていう箱の意志表示でもあります。

きちんと機材を守ろうとしてる箱、つまりサウンドにこだわってる箱です。

その貼り紙がある箱は信頼していい、いい音で遊ばせてくれる場所、っていう逆読みもできる。

私はその貼り紙見るたびに「いい現場だな」って思うようになりました。

まとめ

DJ ブース周辺のドリンク事故、知っとくと一生やらかさない:

CDJ・ミキサーは 1 台数十万、こぼれたら即死。

「ブース越し乾杯」と「ブース横・スピーカー上にドリンク置く」が二大事故パターン。

正解の置き場所はバーカウンターか手の中、二択しかない。

万が一こぼしたら、隠さず申告。これで明暗分かれます。

「殺す」貼り紙は、いい音にこだわる箱の意思表示。リスペクトして遊ぼう。

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ここまで読んだら、現場を見るのが早い

整理した内容は、フロアに立ってはじめて腑に落ちます。今夜の観測から近い時間・近い箱を選んでみてください。

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