FIELD NOTE シーンガイド

シャンパン入れて盛り上がってるアレ、何?

クラブで時々ある『シャンパンコール』の意味、大箱と小箱での違い、振る舞いを受け取った時の作法。

シャンパン入れて盛り上がってるアレ、何? — Pixabay
Photo by DariuszSankowski on Pixabay

クラブにいたら、突然みんなが盛り上がって、テーブルの方からシャンパンボトル持って誰かが踊り出して、DJ がそのテンションの曲をかけ始める瞬間に遭遇することがあります。あれ、何やってんの?って。

シャンパンコール、っていう、クラブ特有のお祝い文化です。

何のためにやってるか

シャンパンコールは、誰かの誕生日や記念日にシャンパンを開けて、フロアを巻き込んで祝う、っていう習慣。

主役 (誕生日の人、結婚式前の人、新曲リリースした DJ など) を中心に、ボトルを開けて、グラスを配って、DJ が「Happy Birthday」のリミックスやお祝い用のアンセムをかける。フロア全体が一瞬その人のために盛り上がる。

これは大箱の文化として強い。VIP シートにいるグループが、誰かの誕生日のために大箱を選んで、シャンパンを入れる、っていうのが典型パターン。

値段の話

シャンパンの値段、ピンキリです:

普通のシャンパン (モエ・シャンドンとか): 1 本 3〜5 万円。

ドンペリ (Dom Pérignon): 8〜15 万円。

ピンク・ドン (Pink Dom Pérignon、通称ピンドン): 15〜30 万円。

クリスタル、アルマン・ド・ブリニャック (ゴールドのボトル): 30〜80 万円。

ピンドンのマグナム (1.5L): 50〜100 万円。

これらは大箱の VIP シートで開けるレベルの話。「シャンパンタワー」とか「ピラミッド」って言って、グラス何段にも積み上げる演出も大箱では時々あります。

詳しくは VIP シートの話 で書いた値段感の延長。

小箱でも回ってくることはある

大箱の文化として書いたけど、小箱でもシャンパン (もしくは安いスパークリング) が回ることはあります。

たとえば:

常連の誰かの誕生日で、オーガナイザーが軽くお祝いを準備した。

レジデント DJ が新曲リリースした記念で、自分たちのチームが振る舞いで開ける。

ベテラン DJ がツアー終わって、お疲れさまの会みたいな夜。

こういう場合、グラスを持って回ってくる人がいて、「飲める?」って聞かれる。

飲めるなら、遠慮なくもらいましょう。「ありがとうございます」って言って、誰かに何か一言 (誰の何か知らなくても「おめでとうございます」で OK)、グラスを軽く合わせて、飲む。

これがシーンの自然な参加の仕方。最初は遠慮しそうになるけど、シーンの中の親しみが回ってる瞬間なので、断る方が変。

自分が入れる側に回るか

「自分の誕生日にクラブでシャンパン入れたい」って人もたまにいます。

大箱で 1 本 5 万円〜は普通の値段なので、グループで割ればそんなに無理ではない。10 人で行けば 1 人 5,000 円。

ただ、クラブ側に事前予約が必要だったり、当日の流れがあったりするので、いきなり行ってもダメ。事前にその箱の問い合わせフォームか SNS から連絡しとくのが流れ。

小箱でやる場合は、もっとカジュアル。スパークリング 1 本 8,000 円くらいから、オーガナイザーに「今夜誕生日なんで、回せます?」って相談すると、その夜の流れに合わせて軽く祝ってくれる箱もあります。

「ボトルキープ」とは別物

たまに混同される「ボトルキープ」は、自分のボトルを店に預けて、来店時に飲む文化。これは飲み屋の話で、クラブのシャンパンコールとは別。クラブで一晩のお祝いに「キープ」って概念はあまり無いです。

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ここまで読んだら、現場を見るのが早い

整理した内容は、フロアに立ってはじめて腑に落ちます。今夜の観測から近い時間・近い箱を選んでみてください。

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