「クラブに行ってみたいけど、何も分からなくて怖い」っていう話、ほんとよく聞きます。だいたい不安の中身は決まってて、料金・服装・時間・帰り方 のどれかです。順番に話しますね。
まず、行く時間の話
渋谷や代々木の小箱だと、フライヤーに「OPEN 23:00 / START 23:00」みたいに書いてあります。これを真に受けて 23 時ジャストに行くと、フロアに人が 5 人しかいなくてちょっと気まずい。よくある話です。
東京の小さなパーティーは、人が増えてくるのが大体 1 時前後、フロアがちゃんと動いてるのは 1 時半〜4 時くらいの帯。なので、はじめての夜は「1 時に着くように家を出る」くらいでちょうどよかったりします。
例外は、フライヤーに「START 22:00」って書いてあったり、ゲスト DJ のプレイ時間が予告されてる時。その時間帯目掛けて来る人が多いので、それに合わせます。
ちなみに 今夜の現場 を眺めると分かるんですが、23 時オープンの深夜帯はむしろ一部で、うちに載ってるイベント全体だと夕方〜夜の早い時間に始まるものの方が多いんです (開始時刻の調査)。この記事で話してるのは、その中の深夜のパーティーの過ごし方です。
料金は、ドア + 1D + ドリンク 1〜2 杯
東京の小箱の料金の組み立ては、ほぼ次のパターン。
ドアチャージで 2,500〜3,500 円、それに 1 ドリンク (1D) チケットが付いてきます。バーでチケットを渡すと、ハイボールでもジンジャエールでも好きなのと交換できる。
そこから追加で何杯飲むかが個人差。自分は普段、ハイボール 2 杯くらいで止めます。1 杯 600〜800 円。
合計すると、ドア 3,000 + 追加ドリンク 1,500 + 帰りのタクシー 1,500 = だいたい 6,000 円が現実的なライン。海外 DJ ゲストとか週末ピークの大箱だと、これが 1.5 倍くらいになる夜もあります。
詳しくは 料金とお金の話 でだらだら書きました。1D W / WO の表記の意味とかも別記事 (1D の読み方) で。
服装は、動けて、汗かいてもいい格好
ドレスコードが明示されてなければ、普段着で全然 OK です。やめといた方がいいのは、
- ビーチサンダル (危ない)
- 真夏でもタンクトップ + 短パンの組み合わせ (フェスじゃない)
- ピシッとしたスーツの上下フル (浮く)
くらい。ヒールでも入れるけど、4 時間立ちっぱで踊ること考えると、フラットかスニーカーの方が翌日のためにも良いです。
冬は上着問題があるんですが、ほとんどの小箱にはハンガーラックかコインロッカーがあるので、入ってすぐ預けてください。詳しくは 荷物・コインロッカーの話 で書いてます。
夜のジャンルで服装の傾向が違うのは、行きはじめると分かってきます。テクノ系は黒多め、ハウスはドレッシー寄り、アニソン系はだいぶ自由、みたいな。男女別の話や、靴・夏冬の注意は ドレスコードの記事 にまとめてます。
入店してからフロアに着くまで
ドアでお金払って、ID を見せて、1D チケットをもらって、ロッカーに荷物突っ込んで、トイレの場所だけ確認して、バーで最初の一杯。これを 5 分くらいでやります。
年齢確認は、されるつもりで行ってください。深夜にやってるクラブは 20 歳以上限定のところがほとんどなので、写真付きの身分証を財布に入れておくと安心です。何歳から入れるのか、どの身分証が通るのかは 年齢確認と身分証の話 にまとめました。
そこから、フロアの後方か脇に立って、音と光に目と耳を慣らす。最初の 10 分はみんなこれしてます。いきなりブースの真正面に行く必要は無いです。
ブースに過剰に近づくのは、シーンの中で好まれない動きです。自分のペースで、フロアの後ろから前に滲み出ていく感じが自然です。
着いてから何する? 楽しみ方が分からない時
「クラブって行って何するの?」って、行ったことない友達にほんとによく聞かれます。正直に言うと、やることは「一杯持って、音を聴く」だけ。それ以上の決まりはないんですよね。
自分が初めての人にすすめてるのは、まず 1 曲だけちゃんと聴いてみること。知らない曲でも、低い音が体に来る感じとか、曲がいつの間にか次の曲に変わってる瞬間とか、そこに気付くとだいぶ面白くなってきます。フロアの後ろから DJ の手元を眺めて、「今つまみを回したら音がこもった」みたいなのを追いかけるのも楽しいですよ。
踊るのは、体が勝手に揺れてきたらでいいです。リズムに合わせて肩を揺らしてるくらいの人がフロアの大半なので、ダンスが上手い必要はまったくない (踊らない楽しみ方)。疲れたらバーに戻って、入口のあたりで少し休んで、また戻る。この行ったり来たりが、クラブの普通の過ごし方です。
知ってる曲が一曲も流れなくて不安になるのも普通。むしろ知らない曲に出会う場所なので、気になった曲があったら時間だけスマホにメモしておくといいです (知らない曲ばかり流れる理由)。
帰り方は先に決めておく
これだけ先に決めとくと、夜が楽になります。
終電 (大体 0:30 前後) に乗って帰るパターン、始発 (4:30〜5:00) まで残るパターン、その中間でタクシーや配車アプリで帰るパターンの 3 択。
一番ダメなのが「決めてないで 1:30 になってフロアでぼーっと考える」やつ。終電は逃した、タクシーは高い、始発は遠い、ってなって気分が下がります。
家を出る時に「今日は始発まで」「今日は終電前」って決めとくだけで、お酒のペースもフロアでの動きも変わります。
それでも「怖い」って人へ
「クラブ 初めて 怖い」で調べてここに来た人もいると思います。怖いと感じる中身って、だいたい「怖そうな人がいそう」「ナンパや薬物に巻き込まれそう」「何が起きるか分からない」のどれかなんですよね。
音楽を聴きに来る人が中心の小箱は、テレビやネットで見るクラブのイメージより、だいぶ落ち着いてます。お客さんはフロアの音に集中してるし、入口とバーにはスタッフがいて、ちゃんと見てる。何かあったらスタッフに言えば動いてくれます。不安を一つずつ分けて書いた クラブの「怖さ」を分解する話 も、行く前に読んでみてください。
それでも深夜はまだ怖い、っていう人は、時間帯を変えちゃうのが一番早いです。昼開催のイベント なら明るいうちに帰れるし、早い時間から始まる夜 なら終電で帰れる。好きなアニメやゲームがあるなら、知ってる曲で盛り上がれるアニソンの夜から入るのもおすすめですよ (アニクラってどんなところ?)。
次に読むなら
- クラブに一人で行ってもいいの? — 浮かない居方の話
- クラブって結局いくらかかるの? — 1D とか前売りとか
- クラブの音、耳ヤバくない? — 耳栓の話
- クラブって途中で帰っていいの? — 退店のタイミング