FIELD NOTE シーン文化

自分も DJ したい。何から始めればいい?

DJ を始めたい人へ。機材より先にやるべきこと、シーンの中で覚えてもらう方法、最初の一歩を解説。

自分も DJ したい。何から始めればいい? — Pixabay
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「自分も DJ してみたい」って思う人、結構います。クラブに通ってると、ブースの中の人になりたい気持ち、自然に湧いてくる。

ただ、機材買って YouTube で練習する、っていう自学スタイルだけだと、シーンに繋がる道がない。先に通うこと、これがいちばん大事です。

機材より先に「通う」

これシーンの内側の本音なんですが、DJ になりたいなら、機材を買う前にまずクラブに通ってください。

理由いくつか:

シーンの音とフロアの動きを知らないと、家で練習しても「フロアで意味のあるミックス」が作れない。

オーガナイザーとレジデント DJ に顔を覚えてもらわないと、デビューの機会は来ない。

機材を買ってから「あれ、誰も呼んでくれない」ってなるパターン、めちゃくちゃ多い。

家で 1 年練習するより、半年通って 3 ヶ月練習する方が、シーンへの繋がりは強くなる。

オーガナイザーは客を覚えてる

これ、知らない人多いんですが、オーガナイザーはゲスト (お客さん) のことちゃんと見てるし覚えてます。

特に小箱の場合:

キャパ 50〜100 人の夜だと、新顔は一発で目につく。

月 1〜2 回コンスタントに来てる客は、3 ヶ月で「あの人また来てる」って認識される。

半年通うと、名前を覚えられて、声をかけられるようになる。

1 年通うと、シーンの内側に半分入った状態。

これは ぼっち問題オープニング時間 で書いた話と同じ流れで、シーン側はちゃんと「来てくれる人」を大事にしてる。

通い方のコツ

通うって言っても、ただ来てるだけじゃダメ。少しずつ「中の人」に認識されていく動き方があります。

特定のオーガナイザー (主催) を決めて、そこに通う。複数の主催を浅く広く回るより、1 つを深く通う方が記憶されやすい。

オープニング時間に行く (オープニング客は神)。早く来てくれる客は DJ・オーガナイザーから見える。

SNS でその主催チームをフォロー、リプライ、フライヤーシェア。シーンの活動に参加してる感を出す。

DJ がブースから降りた時、「最高でした」って一言、短く伝える (マナーの記事 で書いた通り、長話はダメ)。

3〜6 ヶ月続けると、確実に状況が変わってきます。

機材を揃えるタイミング

シーンに馴染んできたら、機材を揃えるタイミング。

最低限のスタートは、

Pioneer DDJ シリーズ (DDJ-200、DDJ-FLX4、DDJ-400 等) — 入門用、3〜6 万円。Rekordbox という DJ ソフトと連動。

ヘッドフォン — 1 万円帯から。Pioneer HDJ-X5、Sennheiser HD25 みたいなのが定番。

ノート PC — 既に持ってるやつで OK、軽い処理なら問題なし。

PC + DDJ + ヘッドフォン で、家で十分練習できる。Spotify はそのままだと使えないので、SoundCloud Go や Beatport から音源を集めるのが一般的。

CDJ + DJM の本格セットは、その後でも遅くない。プロでも家には DDJ 系を置いてる人多い。

ミックスを残す

家で練習し始めたら、ミックスを録音して SoundCloud / Mixcloud に上げる。

これ、自分のスキルを記録する意味と、人に聴いてもらう意味の両方ある。

1 時間ミックスを月 1 本くらい上げてると、半年で 6 本のレパートリーができる。

シーンの中で「ミックス聴いてもらえますか?」って相談する時、「これです」って聴かせるものがある状態にしとく。

最初は全然下手でも問題ない。改善の過程が見える方が、シーンの先輩たちには好印象。

デビューのチャンスはどう来るか

シーンに通って、ミックスもある程度溜まってきたら、デビューの機会が見えてきます。

レジデント DJ や中堅 DJ に「ミックス送っていいですか」って相談。SoundCloud のリンクを渡す。

オーガナイザーに「いつかオープニングで回したい」って自分の意志を伝える。

仲間と一緒に小さな自主企画を立てる。DJ バーやレンタルスペースで、自分達の夜を作る。

シーンに馴染んでて、ミックスのクオリティもある程度ある状態なら、「来月の前半 30 分どう?」みたいな話が来始める。これがデビューの瞬間。

DJ になってからの話

ブースに立った後も、シーンとの関係性は続く。

クライアントとしての客の気持ちを忘れない (自分が客だった頃の感覚を覚えとく)。

他の DJ の夜にちゃんと客として行く (シーンの相互性)。

ゲスト登録 を出す側になっても、関係性を大事にする。

「自分の夜」を作る視点で、ジャンルとオーガナイザーチームを育てていく。

まずは今夜、行く

何より大事なのは、今夜行くこと。半年後に DJ になりたいなら、今月から月 2 回通い始める。

今夜の現場 で、興味のあるジャンルの夜を選んで、まずは客として最高の客になる。それが DJ への一番早い道です。

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ここまで読んだら、現場を見るのが早い

整理した内容は、フロアに立ってはじめて腑に落ちます。今夜の観測から近い時間・近い箱を選んでみてください。

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