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一人でクラブに行くって、実際どう?

東京の小箱に一人で行く時の、浮かない居方や声をかけられた時の返し方、女性ソロが気をつけることを、実体験ベースで話します。

一人でクラブに行くって、実際どう? — Pixabay
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「一人で行って浮かないかな」っていうのが、はじめて行きたい人の一番多い悩みかもしれない。結論から言うと、全然浮かないです。むしろ、東京の小さい箱は一人で来てる人だらけ。

フロアの 3 割は一人で来てる

渋谷の Forestlimit とか代々木の Bonobo とか、キャパ 100 人くらいの小箱に行くと、フロアにいる人の 3〜4 割くらいは一人で来てます。グループで来た人が固まって会話してる横で、一人の人がフロアの音だけに集中してる。両方が共存してるのが普通の光景です。

なんでかっていうと、小箱に音を聴きに来る人は、わざわざ会話のために来てないんですよね。グループで来ると逆に「誰かと話してないと気まずい」みたいな空気になっちゃって、フロアに集中できない人もいる。

なので「一人で行く = 浮く」っていう前提から疑った方がいいです。

一人の時、どう立ってるか

自分が一人で行く時の動線をそのまま話すと、こんな感じです。

入店して 1D もらって、まずバーで一杯。そのままバー前に 15〜20 分立って、入ってくる人を見たり、フロアの密度を確認したり。フロアに入る前のウォーミングアップ時間です。

そこからフロアに入って、最初は後方か脇のあたり。ブースの真正面は避けて、柱の脇とか、バーとフロアの境目あたりが落ち着く。腕を組まず、リラックスした姿勢で、一杯目をゆっくり飲み続ける感じ。

1 セット (1 時間くらい) 聴いてバーに戻る、また入る、を繰り返す。ずっと同じ場所に立ってなきゃいけないルールは全くないです。

声をかけられた時の話

ソロで立ってると、たまに声をかけられることはあります。ただ東京の小箱だと、相手が乗ってこなかったらサッと引く文化があって、しつこく粘られることは少ない。

自分がよく使う返し方:

「ありがとう」って言ってフロアの別の場所に動く。これだけでほぼ追われない。

「集中して聴いてる」って言うのもアリです。ハウスやテクノの夜だと、これが普通の理由として通じます。

ヤバいやつだったらバーテンか入口のスタッフのとこに行くのが正解。クラブのスタッフは普段から見てるので、頼ったら動いてくれます。

女性が一人で行く時の話

ここはちゃんと書きたい。観光客向けの記事に書いてある「絶対安心」みたいな保証はできないけど、ある程度コントロールできる範囲は確実にあります。

自分の知り合いの女性 DJ や常連の人たちが共通して気をつけてるのが、この 3 つ:

ドリンクをカウンターに置きっぱでトイレに行かない。飲みかけはバーに返すか、持って行く。これが一番大事。

帰り方を、家を出る前に決めておく。終電か、始発まで残るか、タクシー使うか。深夜にフロアで考え始めると判断が鈍る。

知らない人について店外に出ない。「次のバー行こう」「家近いから」って誘われても、店内で完結する選択を保つ。

何か気持ち悪いことが起きたら、110 / 119 を呼ぶか、スタッフに言う。スタッフを呼ぶことは普通の対応で、迷惑かけるとかじゃないです。

最初の 1 回だけは、友達と行くのもアリ

ここ、ちょっと意見が分かれるところで。一人でいきなり行くのが全然 OK な人もいれば、最初の 1 回だけ友達と行きたい人もいる。

自分は「最初の 1 回は友達と行く方が気が楽」派です。入口の動線、料金支払いの流れ、フロアの空気感、これを誰かと共有しながら入る方が、はじめての夜のハードルは下がります。

2 回目以降、一人で行く。そっちの方が落ち着いて音を聴けるので、結果的に楽しい。

「友達がいないと行けない」じゃなくて、「最初だけ友達と」っていう柔らかい運用です。

ソロ同士、仲良くなれる?

これはケースバイケース。フロアで何度か顔合わせたり、同じ DJ のセットで自然に視線が合ったり、っていう偶然から会話が始まることはある。でも「友達作るために行く」と、なんか目的が前に出すぎて噛み合わない。

最初の 1〜2 回は、フロアと音だけに集中するのが結局一番自然です。

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ここまで読んだら、現場を見るのが早い

整理した内容は、フロアに立ってはじめて腑に落ちます。今夜の観測から近い時間・近い箱を選んでみてください。

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