クラブで 3 時間も立ちっぱだと、普通に疲れます。座りたい、ってなる。じゃあ座る場所があるかというと、これ、箱のサイズで全然違うんです。
小箱なら普通に座れる
小箱 (音箱・チャラ箱・大箱・小箱の違い で書いたあのサイズ) だと、フロアの後方や脇にベンチ、ソファ、スツールが置いてあることが多い。
Forestlimit にはフロア後ろにベンチがあるし、Bar Bonobo はカウンター席がフロアに繋がってる、Doctor Head はソファでくつろぎながら聴ける。
座って音聴いてる人、けっこういます。「フロアに立ちっぱじゃないと失礼」みたいなことは無くて、疲れたら座って、回復したらフロアに戻る、っていう自然なリズム。
DJ バーはそもそもカウンター中心なので、ほぼ着席空間。
大箱は座席が意図的に少ない
大箱になると、話が変わります。
キャパ 500 人以上の大箱は、フロアの周りに座席を意図的に少なくしてる。これは経営上の判断で、客にフロアで立ってお金 (ドリンク) を使ってもらいたいから。
座りたい客は VIP シートに誘導される、っていう構造になってる。
VIP シートの実態
「VIP」って書いてあるけど、要するに「お金を払って確保した席」のことです。
大箱の VIP シートの典型的な値段:
ボトル 1 本 (ウイスキーかシャンパン) + テーブル代で、5 万〜15 万円。シャンパンの銘柄によっては 20 万を超える。
これを 4〜8 人グループで割って、1 人当たり 1〜3 万円みたいな分担にする。
セキュリティが付いて、ゲストの出入りを管理してくれる。
「シャンパンコール」 (詳しくは シャンパン入れる文化) が回ってくる。
つまり VIP は「席代」じゃなくて「ボトル & テーブルセット代」が実態。1 人でちょっと座りたいだけなら、超オーバースペック。
VIP は元々、海外 DJ や有名人が来日した時に確保される場所、っていう設計でもあります。
「男は立っとけ」問題
ちょっとセンシティブな話なんですが、大箱の VIP は女性優先で誘導される傾向があります。
これも経営の都合で、「女性が VIP にいると、男性客が VIP のテーブルを取りたがる → ボトル売れる」っていうダイナミクス。男だけのグループだと、VIP に座らせてもらえないか、座っても放置気味になる。
結果、男はフロアで立ってる、女性は VIP に座る、っていう構造になりがち。「男は立っとけ」っていう自虐的な言い方が出てくる背景です。
これがイヤなら、大箱じゃなくて小箱に行く。小箱なら男女関係なくみんな同じ床に立って (or 座って) る。
疲れた時の選択肢
座る場所が無くて疲れた時の選択肢:
ロビーや入口付近のベンチに退避 (大箱でも入口側にはある)
バーカウンターのスツールで一息 (空いてれば)
外の喫煙所か近くのコンビニ前で 10 分休む (再入場可なら)
トイレの前にベンチがある箱もある
完全に体力切れたら、潔く退店する。「途中で帰っていいの」 の通り、好きな時間に出ていい。