「私、音楽詳しくないからクラブ行くの恥ずかしい」って言う人、本当によく聞きます。
結論から言うと、これは杞憂です。むしろ詳しくない方が多数派。シーンの実情を話します。
フロアにいる人の音楽知識レベル
クラブのフロアにいる 100 人を分類すると(私のざっくり肌感):
- マニア・DJ・トラックメーカー(かなり詳しい): 10%
- 月 2-3 回通う常連(ある程度詳しい): 20%
- 月 1 回くらいの常連(知ってるジャンル・DJ ある): 30%
- 初心者・友達連れ(気持ちよく踊れたら OK): 40%
つまり「気持ちよく踊れたら OK」勢が一番多い。
「みんな詳しい人ばかりで自分浮きそう」は誤解で、実際は逆。詳しくない人が大多数派の世界です。
知識マウント文化、ほぼ存在しない
これも誤解されがちなんだけど、東京のクラブシーンに「音楽知識マウント」文化はほぼないです。
「お前、Plastikman 知らないの? モグれ」みたいなノリ、本当に少ない。
理由は、シーンの常連たちはみんな「最初はわからなかった」っていう自覚があるから。古参であるほど、新規参入者を歓迎する文化。
「この曲かっこいいですね、誰の曲ですか?」って聞くと、相手は喜んで教えてくれます。マウント取られることはほぼない。
「知ったか」が一番浮く
逆に浮くのは、知ったかぶり。
「あー、これ ○○ の Resident 系の流れですね」みたいな、よく分かってないのに専門用語使うパターン。
すぐバレるし、バレた時に気まずい。
それより「これ初めて聴いた、誰の曲?」の方が、フロアの人にとってウェルカム。素直に楽しんでる人の方が、シーン的に好まれます。
DJ 名前なんてみんな知らない
フライヤー見て「DJ 名前 5 人並んでるけど、知らない…」って思う人、めちゃくちゃ多い。
正直、私みたいに 4 年通っててもフライヤーの DJ で知らない名前あります。シーン全体だと数百人 DJ いるんで、全員知るのは不可能。
そういう時は:
- 気になる名前を SoundCloud で検索
- 1 曲 5 分だけ聴く
- 「あ、この感じ好きかも」「ちょっと違うかも」を判断
- 気に入ったら行ってみる
これでいい。準備時間 15 分で十分です。
知識ゼロでも楽しめる理由
クラブの楽しみは:
- 音圧で身体が共鳴する
- 暗闇で個人になれる解放感
- 知らない曲が突然刺さる驚き
- 朝までその場にいる長尺時間
- 隣の人が同じ瞬間に感じてる空気
これ全部、音楽知識ゼロでも体験できる。
知識があると「あ、これは原曲が ○○ で、これリミックスね」みたいな解像度上がるけど、それは加点要素であって必須じゃない。
最初は身体で楽しんで、3 回 4 回行くうちに「これ前に好きだった曲だ」みたいな記憶ができていって、自然に詳しくなる。順番が逆なだけです。
詳しい友達と行く時の振る舞い
音楽オタクの友達に「クラブ連れてって」って頼んだ時、心配なのは「迷惑かけないか」ですよね。
これも大丈夫。詳しい友達は、初心者を連れていくの好きな人が多いから。
ちょっとした気遣いだけ:
- 「これ ○○ の曲だよ」って教えてくれたら素直に聞く
- 「ふーん、それ知ってる」みたいな知ったかしない
- 終演後の感想は素直に「楽しかった、これとこれが好きだった」
- DJ や曲について語り合う時間も楽しんで
これで友達は満足するし、次回も誘ってくれます。
詳しくなる順番、自然に進むパターン
私自身の経験で言うと:
- 1 ヶ月目:何も分からないけど踊って気持ちいい
- 3 ヶ月目:「この箱はテクノ系」「この箱はハウス系」みたいなジャンル感覚出る
- 6 ヶ月目:何人かの DJ 名前を覚える、推しができる
- 1 年目:好きなジャンルの掘り下げ始まる、SoundCloud ハマる
- 2 年目:海外 DJ も追うようになる、レーベルとか分かり始める
- 3 年目:新規初心者の友達に教える側になる
最初から詳しい人なんていない、みんなこの順番で詳しくなっただけです。
まとめ
音楽詳しくなくてもクラブは楽しめる:
フロアの多数派は詳しくない人、マウント文化もない。
DJ 名前知らないの普通、SoundCloud で 5 分聴けば十分予習。
知ったかより素直の方がシーンで好かれる。
詳しくなるのは行きながらの自然な順番。
「詳しくないから」を理由にクラブ諦めるのは本当もったいないです。今夜から行っちゃおう。