FIELD NOTE シーンガイド

クラブの音楽ジャンル入門 — ハウス・テクノ・ベース・アニソン

クラブで聴ける主要ジャンル (ハウス、テクノ、ドラムンベース、ヒップホップ、アニソン、ディスコ) の特徴と、入りやすい順番を解説。

クラブの音楽ジャンル入門 — ハウス・テクノ・ベース・アニソン — Pixabay
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「クラブの音楽って、ハウスとかテクノとか、結局何が違うの?」っていう質問、ホントによく聞かれます。これ、聴き分けられるようになると、夜の選び方が劇的に変わるので、ざっくりだけど主要ジャンルを整理しときます。

まず、4 つ打ちっていう共通項

クラブで流れる音楽の多くは「4 つ打ち (Four-on-the-floor)」って言って、キックドラムが「ドン、ドン、ドン、ドン」って 1 秒あたり 2 回くらい鳴ってるリズム。

ハウスもテクノもディスコも、基本これ。これの上に何が乗ってるかで、ジャンルが分かれる。

4 つ打ちじゃないジャンル (ドラムンベース、ジャングル、ヒップホップ、ダブステップ等) は別系統。

ハウス — 跳ねる、温かい

ハウスは 「跳ねるリズム + 人間っぽい温度」のジャンル。

特徴:

BPM 120〜128 くらい (中速)。

シカゴ発祥、80 年代から。

歌モノ、ピアノ、ストリングス、人間的な要素が混ざる。

ボーカルサンプル、コーラスが多い。

聴いてると肩・腰を揺らしたくなる。

代表的な箱・夜:

Bar Bonobo、Aoyama Tunnel、Ruby Room あたりがハウス強め。

「ディープハウス」「ガラージハウス」「ジャージークラブ」みたいなサブジャンルが多くて、それぞれちょっと違う。

ハウスは「踊って楽しい」が前面にあって、ハードル低めのジャンル。

テクノ — 直線的、機械的、没入

テクノは「直線的なリズム + 機械的なテクスチャ」のジャンル。

特徴:

BPM 125〜140 くらい (ハウスより速め)。

デトロイト発祥、80〜90 年代。

歌は少ない、シンセとリズムだけで構成。

繰り返し中心、徐々に変化していく。

聴いてるとトランス状態になる、頭が真っ白になる。

代表的な箱・夜:

Forestlimit、Circus Tokyo、Contact 跡地世代の大箱。

「ミニマルテクノ」「ハードテクノ」「アシッドテクノ」みたいなサブジャンル。

テクノは「没入する」が前面で、ハウスより敷居が高めって言われがちだけど、ハマる人はガッツリハマる。

ベース系 (ドラムンベース、ダブステップ等)

低音重視のジャンル群。4 つ打ちじゃない。

特徴:

BPM 160〜180 (高速)。または 140 (ダブステップ)。

イギリス発祥、90 年代から。

低音が体に直接来る、リズムが複雑。

サブベース、ワブルベース、低音の主役感が強い。

代表的な箱・夜:

Forestlimit のドラムンベース夜、専門のオーガナイザーが多い。

身体感覚で楽しむジャンル。聴くというより「浴びる」感覚。

ヒップホップ — 邦楽でも洋楽でも

ヒップホップ DJ パーティーは、別系統で動いてます。

特徴:

BPM 70〜100 (スロー)。

ラップ、サンプリングが主役。

邦楽ヒップホップ (Awich、BAD HOP、PUNPEE)、洋楽 (Drake、Travis Scott、Kendrick Lamar) が混ざる。

知ってる曲率が高め。

代表的な箱:

新宿・渋谷のヒップホップ専門箱、複数あり。

J-POP 流れる? でも書いたけど、知ってる曲で踊りたいならヒップホップは入りやすい。

ディスコ・シティポップ — 70-80 年代懐古

最近じわじわ盛り上がってるジャンル。

特徴:

BPM 110〜120。

70-80 年代のディスコ・ファンク・シティポップが軸。

歌が多い、リフが分かりやすい。

「ナイル・ロジャース」「山下達郎」「松原みき」みたいな名前が出る夜。

代表的な箱:

DJ バー系 (Bonobo、Aoyama Tunnel) でディスコ夜が多い。

これも知ってる曲率が高い。「ジャパニーズ・シティポップ」の世界的ブームで、外国人観光客も来る夜が増えてる。

アニソン・A-POP — サブカルの本拠地

東京固有のジャンルとして、アニソン・A-POP・ボーカロイドの DJ シーンがある。

特徴:

ポップソング・ボカロ曲・アニメ主題歌が中心。

BPM 130〜180 と幅広い。

フロアで歌う、コール&レスポンス文化。

コスプレ・サブカル色の客層。

代表的な箱:

MOGRA (秋葉原) が本拠地。

「クラブ = ハイカルチャー」「アニソン = サブカル」っていう区別は、シーン内では緩い。同じ DJ 文化として動いてる。

どのジャンルから入る?

「知ってる曲率」と「敷居の低さ」で並べると、こんな感じ:

ジャンル知ってる率敷居
ヒップホップ
ディスコ・シティポップ
アニソン・A-POP中〜高
ハウス
テクノ高 (没入型)
ドラムンベース・ベース系高 (体感型)

はじめての人は、左から試すと入りやすい。慣れたら右に進む。

「自分の好み」を探す方法

ジャンル名で選ぶより、最初は箱で選んで、その夜のラインナップを聴いてみる方が早い。

今夜の現場 でジャンル表記を見ながら、気になる夜にとりあえず行ってみる。Shazam で気に入った曲を記録しておくと、家で SoundCloud・Mixcloud で深掘りできて、自分の好みがだんだん見えてくる。

最初は「全部似てる」と思っても、5〜10 回行く間にリズムとテクスチャの違いが分かってきます。

次に読むなら

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ここまで読んだら、現場を見るのが早い

整理した内容は、フロアに立ってはじめて腑に落ちます。今夜の観測から近い時間・近い箱を選んでみてください。

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